
当院にも多くの方が膝の痛みを訴えていらっしゃいますが、その原因・症状は様々です。
ですがその中でも比較的多くの方がこの症状でいらっしゃいます。
それが「膝蓋軟骨軟化症」です。
え?そんなに沢山の人がなるのにあまり聞いたことがない…という方がほとんどだと思います。
この症状は膝蓋軟骨、つまり膝のお皿の裏にある軟骨を痛め、炎症を起こしてしまう症状です。
股関節付近から始まる「大腿四頭筋」という筋肉があり、その筋肉は膝のお皿を包むように付き、さらに脛骨(けいこつ)という膝の下の、スネになる骨の前上部に靭帯として付いて終わります。
この大腿四頭筋という筋肉は膝を伸ばす筋肉で、その際に膝のお皿は運動に伴い動きます。
膝のお皿の軟骨はその時に摩擦を減らし、痛めないようにする役割があります。
ですが、何かが原因で大腿四頭筋が強く緊張すると、
お皿が引っ張られる形になり、その下の骨に強く押し付けられてしまいます。
その状態で膝の曲げ伸ばしを繰り返すなどをして負担がかかることで痛めてしまいます。
または大腿四頭筋がうまく使えない状態になるとお皿が正常ではない位置にずれてしまい、本来かかるべきではないストレスがかかり痛めてしまいます。
当院では炎症に対する処置はもちろんのこと、
その緊張した大腿四頭筋を緩める施術、
そして機能が発揮できない状態を整えるテーピングをすることで、お皿の軟骨にかかるストレスを軽減させていきます。
また、その大腿四頭筋が異常を起こしているのは、ほかのどこかに別の異常があることによる“しわ寄せ”の可能性もあります。
特に骨盤・腰部の異常はかなりその要因になりやすいので、必要に応じて異常関節を矯正をする場合もあります。
特に大きな力が加わった記憶はないが膝に痛みがある、であったり、
何故か膝が腫れて水が溜まってしまったような感じするなどがございましたら、
この「膝蓋軟骨軟化症」の可能性がありますので、是非一度当院にご相談ください。
